STRENGTH

湯峰ソーイングの強み

岐阜県飛騨市河合村から始まった
湯峰ソーイング50年の歴史
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縫製技術と工場管理

縫製技術について

当社は中国2拠点、ベトナム2拠点の工場で主に布帛製品を作らせていただいております。布帛製品といっても様々なカテゴリー、お客様があります。スーツ、カジュアル、スポーツ等、更にもっと分けようと思えば分けること出来るかと思います。我々全4拠点の工場ではそれぞれの得意分野を活かし、グループ全体ではほとんどの種類の布帛製品を生産させていただいております。

お客様の要求に合わせた縫製指導

カテゴリーでもお客様でも縫製の製造過程において要求されているポイントが違います。共通することは基本に忠実に作業を行うことですが、それ以上はカテゴリー、お客様の要求に合わせてどのように工夫し、手を加えられるかが重要だと考えています。また、その要求にお応えするための技術指導もしっかり取り組んでいます。





例えば女性向けスーツにおいては女性の丸みに合わせた立体的な組み立てが必要となります。立体的に作るためにはアイロン工程を多く取り入れる必要があります。縫ってアイロンで形を作りまた縫ってアイロンをかける。アイロンによって丸み、曲線を作り出し形にしています。逆にスポーツ製品でも同じようにアイロンを使用する工程がありますが、女性スーツのようにアイロンの数を多くとっても逆に余計なロスとなります。




すべての製品を同じような手順で同じように作っていては余計な手間をかけ、コスト高になり、返って迷惑がかかる、合わなくなるということに繋がると考えています。カテゴリー、お客様の要求に合わせて満足していただける製品を作るためのノウハウとその実行が技術だと考えています。    

工場管理体制

間接部門、縫製部門共に基本的な考え方は見える管理です。目で見てすぐにわかる管理を行うことで作業、管理をしている人間が意識し現場で起こる様々な問題点を即座に解決することが出来ます。また、未然に防ぐことが出来ます。

 

人が作る確実なライン作業

  縫製部門では1ラインにそのラインの人数分の籠を投入し、その籠には5枚分づつのパーツを入れその籠を順番に流していく籠流ししています。Uの字型で順番に流していきますが、途中工程で籠が溜まっている場所(人)があればその場所に問題があるため、その場所に行き解決を図る。逆に籠がない場所(人)は作業が手持無沙汰になっている証拠ということになり、前の工程を行っている場所(人)の手助けをする。もしくは配分を考え直します。



籠が一定のペースで流れ、1つの場所(人)に対して籠が1つが正常であり、そうでない場合が異常という見方をします。1ライン15~20名の編成がほとんどですが、1人づつ順番に流していくため、基本的に単能工では流れが作りにくく、工程の前後も作業が出来るよう多能工になる必要があります。ただ、人によって向き不向きがあり、そのラインの班長がライン内のぞれぞの人の能力の見極め、その人に合った工程の配分をします。

 

給与体系においてもラインで上がった枚数を給与に反映するインセンティブを採用しています。数字がそのまま一定の計算方法によって目に見える額が支給されます。また、ライン間での生産給だけでは個人ベースでは不平がでるため、1人、1人の能力の採点を行い、能力給として別途支給しています。この体系でも目で見てわかる管理の一環です。備品管理においては某大手量販店様の指導に基づき体制を作っており、認定も取得しております。

管理とはルールを守って初めて出来る行為ですが、ルールを守らなければ管理もできません。そういった意味で特に備品管理については記録に取ることを習慣づけており、記録し確認者がサインを行い、また定期的にチェックする。その繰り返しを行うことでルールの遵守を促しています。